ライダーを冷やせ!熱中症対策の決定版 TECHNICHE(テクニッシュ)のクーリングベストのここが凄い!

目次

例年越えの夏には例年越えの装備で対策を

さぁ、いよいよ夏本番。

やはりこの時期になると気を付けたいのが熱中症。

夏になるとSNS上には、

「ライディング中に熱中症にかかってひどい目に遭った」

といった書き込みが散見されるようになりますよね。

これまで当サイトでも、医療的知識を交えた熱中症対策についてはお伝えしてきました。

関連記事;「防げ!「バイクで熱中症」知識武装&真夏のライダー必須の対策グッズ」

この時期、様々なメディアが熱中症についていろいろな対策を伝えているわけですが、それでも

「これまで熱中症対策はあまり真剣に考えてこなかった」

という方。

恐らくもう、例年通りの対策ではヤバいかもしれませんよ。

今年も最高気温を更新するような、それこそ凄まじい夏がやってくることはどうやら覚悟しなくてはいけないようです。

でも、今年からは大丈夫!

酷暑を涼しく乗り切るスーパーアイテムがあります。

今回ご紹介するのは、株式会社キャピタル販売さんが輸入・販売する米国TECHNICHE(テクニッシュ)社製のハイパークールベストとクールパックスベスト。

クーリングウエアも数ある中ですが、これはまさしくリアルな本物。

そう言わしめるだけの実力と実績がこの製品にはあるのです。



TECHNICHEって何?

ひょっとすると日本のバイクシーンではまだご存じない方もいらっしゃるブランドかもしれませんね。

TECHNICHE(テクニッシュ)社のクーリングウエアは、過酷な暑さに耐える人々の健康を守ってきた実績あるブランド。

製品は身体冷却性能と耐久性と共に、動きやすさ・使いやすさが幅広く認められ、

本国アメリカでは、砂漠地帯で過酷な任務に就く陸軍部隊や、熱帯の海上での任務に就く海兵隊でも正式採用。

日本でも複数の県警や自衛隊に採用されている実力派のクーリングウエアなのです。

モータースポーツ界では、F1パイロットが着用しているものとして知られ、


F1仕様は#4531C 気化熱併用の ハイブリッドベストです!

写真のとおりフェリップ・マッサやフェルナンド・アロンソのほかにも、ジェイソン・バトン、ルイス・ハミルトン選手そしてケビン・マグヌッセン選手らも愛用しています。

さらに、モーターサイクルの世界では、KTMやBMWそしてトライアンフやハーレーダビットソンといったバイクメーカーにもOEMで供給されている製品。

この夏、バイク誌も取り上げ始めていて、間違いなくジワジワと来ている一推しのアイテムなんです。

2つのクーリングシステム

テクニッシュのクーリングベストには、HYPERKEWL(ハイパークール)とCOOLPAX(クールパックス)の2種類があります。

まずはハイパークールの方から製品の概要を見ていきましょう。

HYPERKEWLは簡単、効果も長持ち

ハイパークールは、水が蒸発するときの気化熱によって、長時間身体を冷やす事が出来るという優れもの。

写真は HYPERKEWL SPRTS VEST#6529  

生地は蒸散性に優れる生地と水分をキープするポリマー素材、そして撥水加工が施された3層構造になっていて、

一回の使用で効果は約5~10時間も持続するといいますから驚きです。

この辺は次回の実装テスト記事でじっくりと試すことにしますのでご期待ください!

使い方はいたって簡単。

水道水に、1~2分程度つけて生地に浸透させ、ねじらずに優しく握って水を切るだけ。

ベストの内側には撥水加工が施されているので、

これを直接Tシャツやクールスーツなどの上に着ても濡れにくくなっているわけですね。

ただ、気化熱を働かせるタイプなので、風を良く当てられるような着方の方が良いとのこと。

ライディングに使用するのであれば、メッシュジャケットの内側にインナーとして着込めば良いでしょうね。

また、ライディングでの使用で気になるのは、汚れてきたときの対処。

ポリマーを含んでいる生地なので流石に「洗濯機で」というは無理なのですが、基本的にはぬるま湯で手洗いをすればOK。

汚れがひどい場合にはデリケート洗剤を使って部分的にブラシで汚れを落とせば大丈夫繰り返し使えるということです。

ただし、「つけおき時間が長すぎたり、強く絞ってしまうと縫い目からポリマーが出て水の吸収力が落ちる」というので、そこはよく覚えておいた方がいいでしょう。

お値段は(税込み)9,981円~。

この値段なら、「お、」と手が出ますよね。

私も一枚買っちゃいました。(笑)

この夏はCOOLPAXに大注目!

さてさて、TECHNICHEにはもう一つ唯一無二の方法で体を冷やす凄いアイテムがあるんですよ!

それがこちらのCOOLPAX(クールパックス)。

写真は#6626LT LIGHT PCM COOLING VEST 45,929円(税込み)

何が凄いって、このクールパックス。

14℃までは凍った状態を保つという特殊なクールパックを冷媒に使うスーパークーリングベストなんです!

写真はPCMクールパックセット(4パック1組) 33,611円(税込み)

これが、「クール・パックス」というネーミングの由来なわけですね。

使い方は、このパックを事前に冷蔵庫に入れておき、出発前にベストの内側にあるポケットに挿入するだけ。

クールパックは14度までは凍った状態で、その後約3時間は保つことができるそうです。

とにかく、14℃で凍る」というのがミソ。

例えば山に行って冷たい川の水の中に浸しておくだけで凍ってしまうので、夏のキャンプツーリングを変えるかもしれませんよね。

1着に仕込めるパックは4本。

小型のクーラーバックに板氷などと一緒にすれば凍ってしまうので、2個づつ使って予備として冷蔵し、交換しながら使えば熱い一日をしのぐことができそうです。

また、0℃のものを身体に当て続けていると、体に変調をきたすため、医学的にも14℃という温度は冷えすぎない人に優しい温度とされているんですよ。

ですので、室内でも「エアコンの風が苦手」という方にとってもありがたい製品なのではないでしょうか。

何より、クールパックスは気化熱の発散が期待できない環境で使用できるも大きな強み。

最近では、テーマパークなどの着ぐるみショーでも使われているのだそうですが、これは防護服の下に着ることもできるとのこと。

今後はクールパックスが神アイテムとしてさらに重宝されることになりそうです。

また、バイク目線でライディング中の使用を考えるなら、やはり手持ちのジャケットのプロテクション効果を大切にして、インナーベストとしてフル活用したいですよね。

値段はライディングギアとして、高価なものにはなりますが、例年越えの酷暑を前に、

  • いかに快適か?
  • いかに命を守るか?

を突き詰めれば、この装備のほかを選ぶ暇はないでしょう。

次回の稿では、このクールパックスがどんな威力を発揮してくれるのか?

先述のハイパークールと一緒に、この辺りも次回の記事で実際の状況をお伝えしていく予定ですので、そちらも乞う期待です!

弊社社長の札野がTECHNICHEアイテムを実装(プレ)テスト

実は、TECHNICHE製品については当初5月後半ごろから取材を開始し、7月初めにはライディング中の効果や使い勝手などをお伝えしようと考えていました。

しかし、新型コロナウイルス症感染拡大防止に伴う諸々の予定変更+梅雨の真っ盛りということで、実装&実走レビューを含む執筆スケジュールはあえなく崩壊。

そんな中でも、弊社ポジドライヴ社長の札野が、ポジティブマインド全開でTECHNICHE製品をいろいろと試してくれていました。

ここでは先行してその様子をまとめてお伝えすることにします。

「着るエアコン」としてのTECHNICHE

社長の札野は、いつもは移動ショールームカー「ポジドライヴ号」で営業に行っていますが、

小回りを利かせたいときは、シートにDr.モペット(プロトタイプ)を装着したクロスカブで外かけてます。


写真は「Dr.モペット・フルチョイス」、間もなく発売予定です!

バイク座シート Dr.モペット

価格:14,300円
(2020/7/1 13:48時点)
感想(0件)

それぞれの使用状況で試したということなので、このあとのテストを前にした「プレ・テスト」としてその様子をお伝えしておきましょう。

カブで街乗りに、

ここで社長が身に着けているのは下記の4アイテム。

  • メットの中はハイパークールの#6536 ハイパークールスカルキャップ。
  • 首には#8519 ハイパークールメッシュネックバンドを巻いて、
  • 手首にも#6573 ハイパークールリストバンドを装着。
  • もちろん#6529スポーツベストも着用していますよ。

この時はGジャンの中にベストを着たということで、

「インナーとしても有りなんですか?」

と聞いたところ、

「まるで冷水を着込んでいるようで涼しかった」

とのことでしたので、次回予定している実装レビューの稿では、アウターとして、インナーとして、それぞれいろいろな装着パターンを試していこうと思います。

この時の社長自身の感想としては…、

「いやぁ、ハイパークールシリーズ、半端ないですよ!!

とにかくこの〇ソ暑いのに、バイクに乗ってて涼しいと思うなんて生まれて初めてです!!

しかも、電気もいらず、水に濡らして水を切るだけ!

これだけで5~10時間以上涼しさを保ってくれるし、気化熱式は無理に体を冷やさないというのも納得。

身体にも地球にも優しいなんて、これがほんとのエコだと思います。」

とのこと。

普段から「ダメなものはダメ」とはっきり忖度せずにモノを言う社長なので、この効果は期待できますね。

クルマの燃費向上に?

さらに、バイク以外での使用も考えてみたとのことで、

ポジドライヴ号(ハイエース)の中でもこのいでたち。

なんと、気温30℃でエアコンをつけずに窓開けだけで試したということですが、

「これを着ていればエアコンかけなくても全く問題ありませんし、エアコンかけなくてもいいって言う事は、燃費が落ちないってことですからね。

特に営業車の場合、経費削減には素晴らしいアイテムだと思います。(笑)

それに、エアコンのない旧車に乗っている方も必須ですよ‼️

また、ネック用はバンダナ代わりでも使えるので、集中力維持のためにもこれは必要だと思います。」

と言ってこの笑顔。

あんまりうれしそうなんで、益々自分でも試してみたくなりましたよぉ。

そうしてバイクや車に限らず、サイクリングやサバイバルゲーム、釣りなどのレジャーはもちろん。

半袖不可の野外現場で働く方々には必需品となるでしょうね。

この夏、ペットにも喜ばれるかも?

実はこのハイパークール、

ペット用の「 DOG COAT」もラインナップされているんです。

(写真は#8529 DOG COAT)

うーん、可愛い!💛

夏場は路面が熱せられて、低い位置を歩くワンちゃん達にとって、熱中症は人間以上に切実な問題。

これさえあれば熱中症から守ってあげることができます。

ペット用でも10,000円前後。

もちろん、ワンちゃんの体重別にサイズがあるので、どんな犬種にも対応。

ハスキーやアラスカンマラミュート等、特に暑さNGの北欧の大型犬種には欠かせなアイテムになりそうですね。

また当然、これらの製品はお口に入ってしまっても無害な成分でできているので、ワンちゃんがかみついても大丈夫。

なんと、日本航空(JAL)でペット輸送用のゲージの下に敷く冷却剤として採用されているんだそうですよ。

人間の赤ちゃんにも安心してお使いいただけるものなので、防水カバー付きの#6011なら、ベビーカーやチャイルドシートの保冷剤として活用できると思います。


次回、実装レビューへと続く

さてさて、「早く自分で試してこいッ!」という社長の声が聞こえてきそうですが…

既に我が家でもキャピタル販売さんからデモ用のベスト2着がスタンバイ中。

あとは岩戸の陰に隠れた天照のお姉様を待つばかりです。

「TECHNICHE 気になるぞ!」という方へ

弊社公式のWEBストア、「ポジドライヴストア」で、只今ラインナップ中! 

ちなみに、今回製品のご協力をいただいているキャピタル販売さんは、冬アイテムとして米国Warm&Safe(ウォーム&セーフ)社の「ヒーテッド・ギア」の輸入販売も手掛けている会社。

関連記事:「これぞ「本物」の電熱ギア!まるでこたつを着ているような温かさだ!!」

この記事の中では、身体に温度計を仕込んでその効果を試しているのですが、次回の記事ではTECHNICHE製品について温度を可視化したレビューをお届けします。

米国製クーリングベスト/ハイパークールを実装レポート「まるで○○○○を着ているようだ!!」

TECHNICHEのクーリングギア COOLPAX(クールパックス)ベストはただものじゃないっ!

取材協力:株式会社キャピタル販売 

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