バイクに乗れなきゃ食べて楽しめ!おうちでできるキャンプ飯(ローストビーフ編)

目次

今できることにフォーカスを当てる

新型コロナウィルスの感染の広がりは未だ収束の気配を見せず、都市部の医療機関は既に臨界状態。

感染が都市部から高齢者の比率が多く、医療が十分ではない地方に広がっていることから、そうした地域にある観光協会の中には、

「どうか来ないでください」

と、実に切ないPRを発信するところも複数出てきました。

私たちライダーとしても、その趣旨を十分に理解して、今だけは耐えがたきを耐えなくてはならないのかもしれませんね。

ただ、じっとしていても面白くありませんよね。

何とかライダーとして楽しむ方法はないものか?

ここはちょっと工夫で乗り切りましょう。

「できないこと」よりも、「今できること」にフォーカスを当ててみれば、意外に発見があるかもしれません。

幸い日本では、ロックダウンされているわけでもないので、防疫衛生に気を付ければ食料品を買いに行くことはOK。

そこで考えたのが、「おうちでキャンプ飯」です。

いつもと違うことをするというのは、この状況下の生活では良いアクセントにもなりますし、そのままおうちディナーとしてもファミリーで楽しめます。

それに、今のうちにレパートリーを増やしておけば、コロナが収束した時に、景色の良いキャンプ場で思いきり楽しめますよね。

先日は、割と簡単にできるシラスパスタの作り方をご紹介しましたが、今回はちょっと上級編。

トライポットでじっくり焼いたようなローストビーフをおうちで再現しちゃいますよ。


佐藤さんのトライポット・ローストビーフ

前回のパスタ編では、わたしが2018年5月に参加したBikeJIN誌(枻出版様)主催のBikeJIN Camp Meeting @青野原オートキャンプ場の中で、バイクファッションブランドのMaxFritz代表でデザイナーの佐藤義幸さんが教えてくださったレシピをご紹介しました。

このキャンプの中では「マックスフリッツ佐藤さんのワンバーナークッキングショー」というコーナーが設けられていて、

MaxFritzの佐藤義幸さん↑

「テフロン加工のフライパン一つでできる時短パスタの作り方」の一つとして披露されたものが前回の「シラスパスタ」でした。

バイクに乗れなきゃ食べて楽しめ!! つくって楽しいキャンプ飯(簡単!時短シラスパスタ編)

↑これはとっても簡単なので、ぜひ作ってみてくださいね。

今回ご紹介するのは、これ!

佐藤さんがこうしてご自身のテントの前でトライポットでに焼いていたもの。

美味しそうですよねぇ。

これは先述のクッキングショーで披露されたメニューではなかったんですが、あんまりおいしそうだったので…

「すみません、それどうやって作るんですか?」

と尋ねたら、優しく教えてくれました。

「これはね、牛の塊肉を

  • 味噌
  • ニンニク
  • 赤ワイン
  • 三温糖
  • ショウガ
  • オリーブオイル

に長く付け込んだものなんだよ。

大体キャンプの日の一日前くらいから漬け込んでおけば、うまくできるんだよ。」

と仰っていました。

実は以前、我が家でキャンプに行ったときにマネしてやってみたら、本当に美味しくて家族で盛り上がれたんですよね。

ただ、トライポットで直火焼というのは、よっぽどのお庭がない限り難しいですよね。

うちもマンション住まいなので、あの味をどうやって出すかといろいろ調べて工夫してみました。

おうちでできるトライポット(風)ローストビーフの作り方

佐藤さんから伺った通りの材料を集めたので、早速作っていくことにしますね。

後々つくっての反省もあるのですが、ここにあと塩コショウもあるといいですね。

1.「肉床」をつくって休ませる

まずは漬け込む肉床の用意から。

タッパー(ジップロックでもOK)に赤ワインを入れ、だいたい肉が浸かるくらいの高さまで入れます。

そこにお砂糖を投入。(佐藤さんは「三温糖が良い」と仰っていたので、今回はそうしましたが白糖でもOKです。)

今回は目分量でやってしまいましたが、大体さじ3倍分ほど。

実際はお使いになるお肉やタッパーの大きさに合わせて調整されるといいと思います。

そして、ショウガとニンニクを投入。

これはチューブでもすりおろしたものでもどちらでもいいでしょう。

そうしたら、そこに味噌を入れて溶きます。

ここまで出来たら次はお肉の下処理。

牛のブロック(今回はモモ)を用意したら軽く塩コショウしたのち、

全面的にフォークなどトントン突き刺して細かく穴をあけておきましょう。

こうすることで、漬け込んだときに味が良く浸み込むようになります。

今回はこの状態で肉床に浸しましたが、この段階でお肉事態に味噌をすり込んでおいた方が味がより浸みるかもしれません。

この処理ができたら、お肉を肉床に入れ、

オリーブオイルをだいたいひと回しくらい投入。(今回はこの段階でみじん切りのにんにく(3片)を投入しました。)

だいたいこれでお肉を寝かせる準備は完了。

しっかりとふたを閉めて、上下によく馴染ませたら、冷蔵庫で3時間~1日ほど寝かせます。

 

2. トライポット風に仕上げよう!

流石にリビングでトライポットは使えないので、ここからはキッチン用にアレンジした調理法になります。

まずは玉ねぎを切っておきます。

これは仕上げに使うので、切ったら冷蔵庫に入れて保存しておいてください。

次に、漬け込んでおいたお肉をタッパーから取り出して、グリルに入れ、表面に焼き目をつけていきます。

タッパーの肉床は、仕上げのソースになるので捨てないでください。

また、今回はガステーブルのお魚グリルを使いましたが、ない場合はトースターにアルミホイルを敷いて裏表に焼き目が付けばよいでしょう。

あくまでもここでの焼きは、しっかりと表面に焼き目をつけることなので、お肉の中まで熱を通し切らないのがポイント。

ですから、オーブンがあるという方も、表面焼の設定でお願いします。

こうして裏表に焼き目が付いたら火を止めてお肉を取り出し、

ジップロック等の密閉できる耐熱袋にに入れて、できるだけ空気を抜いて閉じます。

そして、炊飯器に60度のお湯を入れ、

お肉の入った袋を投入し、ふたを閉めて30分保温します。

この間に先ほど切った玉ねぎを、肉を取り出した後の肉床と一緒にフライパンで炒めてソースを作りましょう。

玉ねぎがしんなりしたところで火を止めて、お肉の保温が終わったら袋から取り出し、

お皿に盛って、お肉に肉床ソースをかけて完成です!

外側は少しパリッとして、中には程よく熱が通りました。


手間と工夫を愉しもう!

いかがでしょうか?

ちょっと手間がかかりますが、うまくできればそれだけ達成感も沸いてきます。

私も家庭用アレンジは初めてだったので、妻は心配そうに見ていたのですが、「あ、これ美味しい、またやろうよ」と言われたのがうれしかったです。

前回ご紹介したシラスパスタもアンコールだったので、

今回は2品並べて、ちょっと見栄えのするキャンプ飯ディナー。

実はここまで何度か失敗もありましたが、いろいろと工夫も楽しみながら自画自賛で着るものができました。

この2品を覚えるだけでも、キャンプ本番でも盛り上げれるはず。

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本番ではトライポットでトライしたい…。

なんちゃって

 

ぜひぜひお宅でもトライしてみてください!

 

MaxFritzさんご紹介

MaxFritzさんは大量にモノを売りさばくよりも、質の高い本物を届けることを旨とするバイクウエアブランド。

このスピリットは私たちposidriveにも通じるところがあります。

ライディングをより豊かにするための機能満載のウエアでありながら、タウンユースで街になじむデザインが魅力のMaxFritzさん。

ショールームもいくつかあるので、コロナが収束した時にはぜひ訪ねてみてくださいね。

 

取材協力

株式会社 枻出版 BikeJIN編集部 様

MaxFritz 佐藤義幸 様

家庭用アレンジ参考サイト;Cookpad/「炊飯器で簡単美味しいローストビーフ」


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