バイク用バッテリーは安く上げたい!台湾ユアサ国内ユアサ違いは何?

バッテリーも国内メーカーの純正品を普通でショップで買うと高いですよね。

そこでネット通販で売られているアジアの安いバッテリーに頼りたいわけです

その中で最近よく見る「台湾ユアサ」。

日本のメーカーの名前があるだけに、他のアジアものより触手が伸びるところです。

しかし、同じユアサでもいろいろ違いがあるのだとか?

今回はメーカーさんにも話を聞いて、台湾ユアサと国内ブランドGSユアサとの違いについて考えていきたいと思います。



目次

同じユアサでも違いがあるの?

結論から言うと、外見が少し違います。

例えば、筆者のXJR1300Lに使われている純正品番YTZ14Sの場合、台湾ユアサに換装する場合はTTZ14Sという品番になります。

 

こちらがGSユアサのYTZ14S、

こちらが台湾ユアサのTTZ14Sです。

規格的には全く一緒で、わかりずらいのですが、バッテリーの上部が少し違うんですね。

基本的に両方ともVRLA(制御弁)方式のドライバッテリー。

VRLAなので蓋がなく、傾斜搭載が可能である点がこのバッテリーのメリットの一つです。

問題はこのふたが、YTZでは完全に閉じた形で封印されている形。

TTZでは一般的な、電解液を入れてその部分だけを封印するような点で形状に違いがあります。

ガスが抜ける制御弁もYTZでは一体的に封印されているのに対して、TTZの方は電極の両サイドに見える形ですね。

詳しく見てみると違いがあるものです。

実はこのあたりのことで、傾斜搭載をする車種のオーナーから「この形状では電解液が漏れてくるのではないか?」という不安の声があるようです。

ここのところ、本当はどうなんでしょう?


GSユアサ様に問い合わせてみた

憶測で不安をあおるのも良くないと思い、国内向けユアサを販売をしているGSユアサ様にメールで問い合わせてみることにしました。

一般問い合わせフォームから

「インターネットで売られている「台湾ユアサ」は、性能的に御社製品と変わりがなでしょうか? 」

という内容を送信。

答えとしては、要約になりますが次の通り。

  • 海外関連会社生産品を含む製品はすべて「GS YUASA」のブランド下で国内基準と同じ品質管理で生産され、(国内向けの製品なら)補償対応もそれに準じている。
  • ただ、台湾ユアサ(YUASAブランド)製品は海外向け商品の為、確かに関係会社ではあるものの、GS YUASAブランドではない。
  • なので、海外で販売されている台湾ユアサ製品を独自のルートで輸入したものについて、GS YUASAとしては保証を取り扱わない。
  • 様々な企業が独自ルートで輸入・販売をしていて、独自の品質管理・保証体制を取っているようであるが、GS YUASAとしてそれらについて関係を持っていない。

といった内容でした。

要は、品物は日本の基準を満たしているからいいんだけど、海外用に系列の別会社が造ってるわけだし、うちが日本に輸入して売っているわけじゃないんで、そっちのブランドの製品の保証まではできません。

ということですね。

ただ、「国内基準と同じ品質管理で生産されている」ということなので、そんなにヤバそうな気はしません。

「じゃぁ」ということで、GSユアサさんの管轄外をカバーしている台湾ユアサバッテリー販売店の一つに尋ねてみることにしました。

ネット販売店にも電話してみた

質問は傾斜搭載の可否に的を絞って聞いてみました。

するとお答えは、

うちの場合は液別での販売になるので、電解液をお客様ご自身で入れていただく形になります。

その際、「蓋をきっちり閉めていただければ」、ということになるのですが、いずれにしても傾斜搭載での使用はお勧めはできません。

とのこと。

ウーン、これは困った。

やっぱり2年で交換するものに2万円近辺の出費を毎回は痛い。

台湾ユアサには誰かに「大丈夫だよ」と言ってほしいのですが、口ごもる感じになってしまうのは、やはり保障のことが絡むからでしょうね。

私の経験からになりますが…

以前所有していたYZF-R1でもバッテリー(YT-12B-BS)が横倒しで、銘柄の文字が上を向くような形でシート下に搭載されていました。

実はこのR1のバッテリー交換の際、ネットの噂など全く知らずに、台湾ユアサのものに変えていたんです。

バッテリーは比較的こまめに点検していた方だと思いますが、外見上も問題ありませんでしたし、性能的にも変わりはありませんでした。

その後2年以上使いましたが、何も起こりませんでしたね。

これは筆者個人の感想ですから責任云々は負いかねるのですが、恐らく通常使用で豆にチェックをしていれば問題なく使えるのではないかと思います。

上記で尋ねた販売店さんがおっしゃるように、電解液とべったいで売られているものを購入された際は、説明書をよく読んで、液漏れの内容に蓋をきっちり占めることは大事。

また、バッテリーがガスを通常より多く放出する条件、つまり外部電源をいくつも増設している人の場合には、通常の点検の一つとしてさらにマメにチェックする必要があるということになるでしょう。

まとめ

一番簡単なのは、高いけれど安心を買うつもりでGSユアサを選ぶという選択ですが、やっぱり安井が一番ですよね。

周囲のライダーの経験を聞いても、台湾ユアサは特に問題ないと思います。

一番安心なのは、

「ご自分と同じ車種で、台湾ユアサに交換された人が全く問題なく使っている。」

ということわかる範囲においては、「使ってみてもいい」ということなのかもしれません。

繰り返しになりますが、台湾ユアサ・GSユアサ、どちらを選ばれたとしても、「用法を確かめたうえで、まめなチェックが必要」という言ことになりますね。

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感想(96件)

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何と1,000円以内で買えるバッテリーもありますよ!!!

もちろん台湾ユアサもGSユアサも選べて、さらにお財布に優しいバッテリーにもちゃんと保証がついてきます。

筆者もバイクパーツセンターさんはよく利用しますが、いつも対応が素早くて、説明も解り易いのがいいですね。

かなりおススメのネットショップです。

 



「バイク用バッテリーは安く上げたい!台湾ユアサ国内ユアサ違いは何?」への2件のフィードバック

  1. 結局、台湾ユアサの品質管理は国内と同じなの?違うの?よくわからん書き方。

  2. わかりにくい表現で申し訳ありませんでした。
    結局、台湾ユアサは日本ユアサの傘下ではあるけれど、保証まではいたしかねるということですね。
    ユアサさんとしても、海外子会社のものまでは…。ということみたいです。

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