ヴァレンティーノ・ロッシ選手がSNSで自らコロナ感染を報告 次戦アラゴン欠場へ

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ロッシ選手COVID-19に感染

オートバイレース最高峰クラスMotoGPで戦うヴァレンティーノ・ロッシ選手が、2020年10月16日付のSNS上の自身公式アカウントで新型コロナウイルスに感染したことを明らかにしました。

ヴァレンティーノ・ロッシ選手は15日朝、起床時に体の節々に痛みを伴う発熱に見舞われ、医師にすぐ連絡をとって再度PCRクイックテストを受け陰性判定を受けるも、2回目の検査では残念ながら陽性と診断されたことを自らの文章で報告し、

「非常に失望し、怒りを覚えている」


※写真は2018年日本グランプリ前の会見イベントでのひとコマ

と、その心境を語っています。



察するに余りある「悔しさ」

ロッシ選手の怒りと失望の根源にあるは、症状の辛さに加え、10月18日からモーターランド・アラゴンで開催される次戦アラゴンGPへの出場をキャンセルせざるを得なくなったこと。

さらには、日頃から定められた感染防止規約を遵守した生活を送り、13日火曜日にも受けたPCR 検査では陰性という結果を得ていたこと。

特に、前戦のル・マンでは現地到着以来、人との接触を避けるなど感染防止に神経を使ってきたにもかかわらず陥った状況なだけに、納得がいかない悔しさが沸々と湧き上がるのでしょう。

転倒リタイヤに終わるレースが続き、ロッシ選手のアラゴンへの期待感は一ファンとしても大きなものだっただけに、ロッシ選手本人の心境は察するに余りあるものがあります。

そんなロッシ選手の悔しさを受け止め、いち早い快気を願うところですが、ロッシ選手本人は既に、

「この状況は変えることができないので、医師の助言に従い、早くレースに復帰できることを願っている」


※写真は2018年日本グランプリ前の会見イベントでのひとコマ

とコメントを結び、気持ちを前向きにシフトさせる姿勢を見せてくれています。

やはり、困難の中でも早く気持ちを切り替えて前を向くのが一流アスリートの魂ということでしょうか。

このコメントからは、レースにかける情熱を強く感じ、負けずに進む勇気をもらった気がします。



見られるか?ワークス最後の雄姿

先月9月26日(土)には、ヤマハ発動機からロッシ選手と2021年の参戦に関して1年契約の更新を締結し、来シーズンは現在F・クアルタラロ選手の在籍するサテライトチーム「ヤマハSRT(ペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チーム)」に移籍し、長く親しんだワークス車両のシートを彼に譲ることが決定しているバレンティーノ・ロッシ選手。
音叉ファンなら、当時勝算が薄いとみられていたYZR-M1を駆って初めて迎えた2004年の開幕戦、南アフリカGPで優勝をもぎ取り、フロントカウルにキスをした感動のシーンが目に焼き付いている方も多いのではないかと思います。
Doctorの異名を持つロッシ選手の引き出しの多さによって、開発マシンとはサポート体制の異なるサテライトのマシンがどう化けるのかが来季の見どころ。
あの時のような興奮をまた、私たちに与えてくれるのでしょうか?
いずれにしても、勢いの増すワークスの若手に戦術に長けた頭脳と腕一本で絡んでいくシーンは、きっと多くの人に力と勇気を与えてくれるに違いありません。
最高峰クラス22年目、キャリア26年目を迎えるバレンティーノ・ロッシ選手。

今季MotoGPは残り5戦となる中、最終戦ポルトガルGP(11月22日)までには、再びワークスマシンを駆る雄姿を見せてほしいところですが、

Javier GálvezによるPixabayからの画像

何より一日でも早くコロナに打ち勝って欲しいと願うばかりです。
VR46 VIVA FORZA !  

Angelo GiordanoによるPixabayからの画像

ろっしぃふみ頑張って!
ヤマハ発動機の公式ホームページが伝える今季これまでのMotoGPレース展開はこちらです。

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