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ドドーンと7車種一挙公開!
コロナショックで世界的に経済が打ちのめされている中、好調な伸びを見せているホンダの二輪事業。
カブブームで大当たり?
というのもその一因ではあるのでしょうけれども、みんなが「こんなのが出たらいいなぁ」と思うところにストレートに球を投げて、「そうそうそれそれっ!」と喜ばせてくれるような魅力の分りやすさと、喜場それを可能にするマーケティング力の結果なのではないかと思います。
さて、そんなホンダの英国法人、ホンダモーターヨーロッパ・リミテッド(以下;ホンダヨーロッパ)が2020年11月11日、欧州で2021年に発売する二輪車のニューラインナップを発表しました。
今回登場したのは、コミューターの
- SH350i
- SH Mode
- PCX125
と、アドベンチャーモデルの
- NC750X
- X-ADV
そしてネイキッド・ラインナップからは、
- CB1000R
- CB125R
の計7車種。
この稿ではこれらの新車種についてご紹介しながら、ホンダヨーロッパの日本未発売モデルについても触れていこうと思います。
欧州モデルはコミューターが充実
PCX125
日本でも人気のPCXは、ヨーロッパ圏でも多くのライダーから支持されているコミューター。
今回はよりシャープなデザインになりました。
新型のフォルツァ125は新水冷エンジン「eSP+」を搭載して出力・燃費を向上。
新たにHonda・セレクタブル トルク コントロール(HSTC)を採用したことで、路面状況の変化への適応力を増し、安心感を高めています。
また、このコミュータークラスでは、日本に投入されていないSHシリーズもリニューアル。
SH Mode
ヨーロッパの道路には古くから受け継がれる石畳の路面も多いため、大径ホイールのスクーターは人気。
その中で、SH Modeは125㏄の中でもポピュラーなエントリーモデルです。
今回のモデルチェンジではPCX同様の125㏄の新eSPエンジンを搭載し、次世代軽量フレームeSAF;(enhanced Smart Architecture Frame)と組み合わせることで、燃費性能を向上させています。
SH 350i
そして、SH350iはSHシリーズのフラッグシップモデル。
これまでのSH300iを350㏄のeSP+(イーエスピープラス)エンジンに変え、吸気系や冷却系を最適化し、高回転までの伸びやかな加速を実現しています。
日本でも、電車を通勤等の脚に使ってきた人達がコロナ渦で、パーソナルな移動手段を求めてバイクに乗り始めている現状もありますから、大径ホイールコミューターのゆったりとした乗り味は今後日本でも注目されるかもしれませんね。
番外編、欧州でForzaが凄いことになっている
ヨーロッパでは今回発表となった7台のほかに、日本ではまだ投入されていない新車種が既にラインナップされています。
特に注目なのが、日本では250㏄のみの展開となっているForza(フォルツァ)。
あちらでは125・350・750というシリーズになっていて、これらが非常に充実した内容なので、ここで少しご紹介しておきましょう。
Forza125
例えば先述のPCX125は全長・全高・長さが1925×745×1105㎜なのですが、こちらのForza125は2,135 x 750 x 1,455㎜とその車格は一回り大きなもの。
日本のForza250よりも全長が若干長いものとなっています。
ヨーロッパの人は2m近い身長の方も珍しくはないので、125のラインナップのなかで大柄な車種を選べるようにすることも必要なようですね。
日本では久しく見られなくなったゆったりサイズの125。
このスタイルなら日本にもありだと思います。
Forza350
そして、これはForza300の後継モデルとして今年(2020年)バンコク国際モーターショーで発表されたもの。
ローラーロッカーアームなどの採用でより効率化されたeSPエンジンにより、俊敏な加速が楽しめるようになっているようです。
あちらでは350。
こういう車種を見ると、そろそろ日本の排気量別の仕切りも見直して欲しくなりますね。
そして、ホンダヨーロッパのコミューターラインナップで最も注目したいのが、Forza750です。
Forza750
Forza750はアドベンチャーモデルのX-ADVをベースにしたDCTパワートレインのスポーツコミューターです。
スマートなスタイルは、大人のATツーリングクルーザーとして日本でも受け入れられな気がします。
その実、フロントフォークにはSHOWA製SFF-BPを採用しているので、スポーティーな乗り味も期待できますね。
TFTフルカラー液晶の多機能メーターからも読み取れるように、
エレクトロニクスではスロットル・バイ・ワイヤが採用されていて、走行モードは「STANDARD」「SPORT」「RAIN」の3モードに加え、任意のセッティングを加えた4モードから選択できるようになっているほか、ATモードにもシフトアップタイミングの設定が異なる4種類のモードが用意され、トルクコントロール機構(HSTC)は3段階+OFFの設定が可能となっていて、幅広い走行シチュエーションを高度に受容する装備が充実しています。
さらにこのメーターはBluetoothでスマホと接続することができ、これらの設定をボイスコントロールで操作できるようになっているといいますから、インターフェイスの使い勝手も相当なものでしょう。
知れば知るほど、日本導入を待ち遠しく思う方は少なくないのではないでしょうか。
DCTシリーズ新世代へ
さて、話を今回発表の7車種に戻しましょう。
アドベンチャーモデルのニューラインナップとして発表されたのは、いずれもDCT(ダブル・クラッチ・トランスミッション)を搭載した、日本でもファンの多い2車種。
まずは2021年型X-ADVからご紹介しましょう。
X-ADV
今回のモデルチェンジでは、よりシャープな外観となったほか、エンジンの出力UPを図るとともに1~3速をショート化。
これに伴ってシャーシにも大幅な改良が加えられました。
エレクトロニクスについても、スロットル・バイ・ワイヤー制御で「スポーツ」・「レイン」・「スタンダード」という3つの走行モードを選べるようになり、Hondaセレクタブル・トルク・コントロール(HSTC)やDCTの設定が各モード連動となるなど、ライディングアシスト機能をより充実させています。
加えて、メータがTFTフルカラー液晶となり、Forza750同様にBluetoothでスマホとも連動できるようになるなど、インターフェイスの使い勝手が格段に向上しています。
ある程度のオフロード性能を備えたアドベンチャースタイルをもつタフなATバイク。
「スクーター」と一口にカテゴライズできない個性的な存在で、現行車もツーリング・生活の両面をカバーするツールとして相当に付き合いやすいキャラクターを持っています。
それだけに、今回のモデルチェンジは「あったらいいな」をかなえる装備。
その充実ぶりは率直に凄いと思わせてくれるところが多いですね。
そして、DCTのパワートレインを持つオールラウンダーのNC750Xもかなり変わりましたよ。
NC750X
一回り小さくなったカウルでさらにシャープな外観となり、各部のグレードアップが図られました。
今回エンジンは3kwのパワーアップしていて、新フレームにより全体が6㎏軽量化。
加えて、X-ADVと同様1~3速のツキの良さが増している模様。
これならストップアンドゴーの多い街中での俊敏性が期待できますね。
またラゲッジスペースの容量が22→23リットルへと増量し、シート高はこれまでより30mm下げられているといいますから、相当に親しみやすくなったのではないかと思います。
CBの機能に隠し玉?
さて、残る2車種はネイキッドのラインナップ。
まずは新しくなったCB1000Rからご紹介しましょう。
CB1000R
「あれ、どの辺が変わったの?」
と仰る方もいらっしゃるかもしれませんね。
まず、パワーユニットはこれまで通りCBR1000RRのものをベースとしたエンジンを継承し、FIの最適化を施してユーロ5に適合させたもの。
エンジンや排気系の外観には目立った変更は見らず、スペック的にも変更は特にありません。
スタイリングとしてはライト回りがティアドロップタイプになったことが目を引く変更点。
上部がやや後退したデザインが、全体に流体的な印象を与えています。
このほか、ホイールも7本スポークの新デザインに変わり、スポークホイールのようなイメージになりました。
そして、今回のモデルチェンジで最も注目すべきところがこのメーター。
5インチのTFTフルカラー液晶メーターになってグッと視認性が良くなっただけでなく、表示方法も4パターンから好みのメーター配列を選択できるようになっています。
このメーターは先述のForza750と同じく、Bluetoothでスマホと接続し、ボイスコントロールで各種設定が操作できるタイプ。
ライダーの意思とつながるインターフェイスは今後のバイクのトレンドになりそうです。
現時点において日本市場への投入時期は不明ですが、恐らく2021年春ころには最寄りのウイング店でお目にかかれるのではないでしょうか?
充実の装備群。これは期待したいですね。
そしてこのネイキッドのラインナップの中でポジドラが最も注目するのがCB125Rです。
CB125R
日本ではカブブーム真っ盛り。
個人的にはもっと125スポーツに着目する人が多くなって欲しいと思う今日この頃です。
このカテゴリーではライバル?のGSX-R125のキレ方がハンパ無いと話題なわけですが、CB125Rの突き抜け方は負けず劣らず。
今回のモデルチェンジでは、フレームや外観にはこれまでのものと大きな変更はありません。
しかし、注目はエンジン。
動弁系をこれまでのOHCからDOHCに変更し、ボアストロークも58.0×47.2から57.3×48.4mmに変更。
これにより、最高出力が約1.6psアップの14.6ps/10,000に、最大トルクも1.6Nmアップの11.6/8000rpmとなって、全ての回転域においてレスポンスを向上させています。
加えて、フロントフォークには俊敏確実な作動性能を持つSHOWA製SFF-BPを採用した上、IMU制御のABS(つまりコーナリングABS)までもが搭載されているのは驚異的。(いずれもクラス初!)
走りの所作を組み立てながら、それらをまとめ上げ、エンジンをとことん回しながら、操ることを愉しめる125というスケール。
そして、これまででもっとも厳しい排ガス規制「EURO5」に対応しながら、クラス最大のスポーツ性能を求めたというCB125Rはそうしたスポーツライディングの本質的な楽しさをリアルに感じられるような味付けが期待できるマシン。
それだけに、腕を磨きたいライダーにとってこのバイクはとても良い師範になってくれるのではないかと思います。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
今回は欧州で発表となったばかりの7車種に加えて、日本未投入の新型車についてお伝えしてきました。
Hondaのバイクについては、これ以上に様々な新車のウワサがあるので、今後のポジドラではそういった部分についても掘り下げてお届けしたいと思いますのでお楽しみに!
画像・情報参照元
本田技研工業株式会社
https://www.honda.co.uk/motorcycles/range/scooter/pcx-125/overview.html
https://www.honda.co.uk/motorcycles/range/scooter/sh-mode-125/overview.html
https://www.honda.co.uk/motorcycles/range/scooter/sh350i/overview.html
https://www.honda.co.uk/motorcycles/range/scooter/forza-125/overview.html
https://www.honda.co.uk/motorcycles/range/scooter/forza-350/overview.html
https://www.honda.co.uk/motorcycles/range/scooter/forza-750/overview.html
https://www.honda.co.uk/motorcycles/range/adventure/x-adv/overview.html
https://www.honda.co.uk/motorcycles/range/adventure/nc750x/overview.html
https://www.honda.co.uk/motorcycles/range/street/cb1000r/overview.html
https://www.honda.co.uk/motorcycles/range/street/cb125r/overview.html