「もうダサいとは言わせない」中高年ライダーのネオクラシック化作戦

若いライダー達に意見を聞いていくうちにおぼろげに見えてきたこと、それは…。

「おじさんライダー達にはもっとカッコよくいて欲しい」ということ。

正直「生意気なっ#」って思たりする人もいるでしょう。

でも、ふと立ち止まって考え、自分のスタイルを進化させるきっかけにするのも悪くないと思いません?

当然誰かのためにバイクに乗るわけじゃないですし、あくまでそれに媚びるわけじゃなくてです。

自分を見て「バイク乗ってる人ってカッコよくね?」って思う人が増える。

もしかしてそれがどこかで、誰かにライダーデビューのきっかけを作っていたらうれしいと思うんですが、皆さんはどうでしょう?

今回は、オトナたちの「ネオなカッコよさ」を探っていきます。




テキトーすぎるファッションセンス

それは筆者のカミさんが最近カットサロンで髪を切ったときのお話。

担当した25歳の男性美容師さんはドゥカやセローなど複数のバイクを持つライダーで、同年代の仲間とツーリングにもよく出かけるのだとか。

「でも、ツーリング先でよくウザいオジサンに遭うって言うのよ」。

彼のオジサンライダー観に「誰かさん」を思い出したと言いながら爆笑しているうちのカミさん。

その話をまとめると以下の通りで…

「例えばとりあえずメット被っときゃいいだろうって、首の下はテキトーなカッコしてるおじさんとか嫌ですよねぇ。」

「あとメーカーのロゴが入ったもの着てればとりあえずカッコいいと思ってる人とか…」

「美容師という仕事柄でしょうか、もっとトータルにカッコよく決めてもらえないものかと思っちゃうんですよ」

「とにかく全身が見えてる乗り物なんだから、もっと人に見られてるというか、積極的に見せている意識を持ってもらいたいですよね。」

※意見には個人差があります。

カミさんの高笑いに一人炎上する筆者でしたが、玄関の鏡に映る話の通り美的にチューニングが狂いまくった自分の姿に頭を冷やされました。

『や、やべぇ、ホントに適当過ぎる、しかも確かにダサい…』

美容師さんの言葉通り、メーカーロゴが入ってればカッコいいと思ってたし、人前なんてメットかぶって一瞬で通り過ぎちゃうんだから、おいらの事なんか誰もかまってやしないよ。

と、自分のスタイルを自分でしっかり見たことって、そういえばなかったんです。

先日、MOTONAVI誌2017年10月号で語られる「若者のおじさんライダー 」について書きましたが、カミさんの美容師さんの話はこの内容に非常に「同期」するものでした。

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やはりこれは整えねば…。

限度を超えたダサさを反省するきっかけを得ました。

オトナの「チューニング」を合わせよう

例えば、どんな高価なギターでも、弾いているうちに知らず知らず絃のチューニングってどっかがズレていくものです。

カッコよく聞かせるには、面倒でも合間合間で音のズレをチューニングして、しっかりした音に整えるが必要があります。

そう考えると、昔からの流れでバイクに 乗りっぱなし おじさんの「カッコいい」は、意外に今とちょっとずれてたりするかもしれませんよ。

「大丈夫か俺?」とちょっと不安になった筆者。

勇気をもってそこを疑うことが今回の大きなテーマ。

世代の違う若い人の言葉を正面から受け止めるには、若干勇気が要ります。

しかし、あえて厳しくもあるそれらの言葉をシャワーのように浴びてみる。

きっとオトナとして「洗練される」というのはそういうことなのでしょう。

「ネオレトロ」にあやかろう

おじさんが若者より古いっていうのはどーしようもないことですよね。(筆者もその一人です。)

ただ、古いことが悪いんじゃなくて、これを逆に強みにするのは「今かな?」と思うわけです。

というのも今はちょうど「ネオレトロ」が注目を集めています。

古いビルが取り壊された後、元あったビルの外観を活かしたハイテクビルが建ったり、ファッションの世界でもちょい古な感じをオマージュして新しいものをつくったりする。

いろんな分野で流行ってますよね。

バイクで言えばヤマハが、MT-09という全く新しいバイクをモディファイして、ちょっとレトロっぽく見せたXSR900をつくってます。

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↑ ’80年代のRZ250 の雰囲気を醸すオーセンティック外装はカッコよす。

最近ではこのブームの拡張を狙って、他のメーカーもレトロな外装をまとったブランニューバイクを次々に発表するものとみられています。

うんと飛躍してこの流れを、ライダー自身のスタイルに向けてみることってできないものか?

ネオでクラシックなバイクは、若者たちには新鮮なデザインですよね。

元のカッコよさをリアルタイムに知るおじさん諸氏なら、バイクのカッコよさを若い人にはまねのできない形で引き出せると思うんです。

今なら「ネオ」なおじさんって一目置かれるんじゃないの?

筆者はそう思います。

おじさんライダーを「ネオ」にするわけですから、ひとまずファッションを「レトロ」だけど「ネオ」にしてみる?

今のアイテムをアレンジしながら、「渋さ」や「粋」が光るトータルなコーデって言ったらどんなんだろう?

と言うことで、早速近所のライコでカタログいっぱい貰ってきました。

各社のカタログを見ていくと、どこも落ち着いた感じの色あいのものがほとんどですね。

筆者の時代の「原色バリバリ」はなくて、合わせて着こなしを愉しむような、着る人のセンスを求めるものが多いです。

「あ、そういうことなのね」。

筆者にとってそれは、ちょっとした「気付き」でした。

更に各社のカタログを見ていくと、ある共通点を見つけることができます。


↑ 付箋の各社のカタログには「タウンユース」「カジュアル」「普段」「街着として」の文字が踊ります。

それは、どのメーカーの製品もライディングの為の性能を発揮することは基本としながら、普段着としてそのまま街へ繰り出せるということを売りにしています。

特に解り易かったのは、元motoGPライダーの中野真也さん率いる「56design」さんのカタログ。

こちらのは表紙をめくると、「ファッションとモーターサイクルウエアの融合」というコピーが目に飛び込んできます。

しかも「デートに着ていけるライディングウエアを理想とし…」って、これ超解り易くないですか?

こういうライディングウエアのファッションセンスって、そういえば8耐レプリカ全盛のころにはなかったですよね。

まぁ、既婚のアラフィフじゃあ着ていくデートもないわけですが、これを読んだら「オサレなおっさんになってみたい」と思いましたよ。

ちょいシブ」な最新ウエアなら、おじさんを「ネオ」な感じに演出できるはずです!

例えば…。

 

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こういう感じのジャケット。

「デートに着ていけるなんて軟弱な…」

という人もいるかもしれないけれど、いやいやどうしてこれがシブくてカッコいい。

普通っぽいんですがバイクに乗るとちゃんとパットなんかも入っていて必要な機能は充実しるんですよね。

色もインナーと組み合わせて自分なりのアレンジするもの面白そうです。

左のライトレザーは2色あるんですが、どちらも「いかにも感」がなくて、場所を選ばずさりげなく着れると思います。

また、ボトムの方も面白いのがあります。

 


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※ご注意、色やサイズはサイト内でお選びください。

カーゴパンツとジーンズです。

「ユニクロやワークマンで充分じゃん。」

って筆者もそれ、両方とも絶賛愛用中です。

でもこの56designのパンツは両方とも立体裁断になっていて、バイクの乗車姿勢を取りやすくしていたりするんですね。

おまけにちゃんと膝の(内側に)パットが入るようになっています。(パットは別売)

筆者はだいたいバイク乗るときにカーゴパンツって発想がなかったんですが、これならまた変わった形でバイクと色の組み合わせを愉しめていいかもしれませんね。

それからジーンズの方は裏地にオシャレな柄がついてます。

短足な筆者なら積極的に?折り返しを楽しめそうです。

他のメーカーさんにも同じようなラインナップがあるんですが、56designのパンツはあの「EDWIN」とのコラボで、ココが推しのポイント。

実際に着てみた

 

残念なことにたまたま56desginのパンツは在庫されていなかったので、ジャケットだけレポートになりますが、早速ライコで筆者も試着させてもらいました。

他社さんのジャケットもいろいろはおらせていただいて比べると、その差ははっきりと違ったのは「肩回りと肘周りの動きの軽さ」でした。

他社さんのは、ライディング姿勢を取ったときにかっちりとサポートしてくれる感じがある反面、街着としてはちょっと重たさを感じさせる要因になっているように感じました。

56desginのジャケットの場合はパット類はさり気に入っているんですが、バイクを降りてもこれが邪魔にならず、目的地を散策するタイプのツーリングにはピッタリだと思います。

コンセプト通り普段着にもいいですね。

 

このジャケットの場合、中がボアになっています。

撮影の為にちょっとの時間だけの試着でしたが、若干汗ばんでくるくらい温かかったです。

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値段もちょっと大人の価格。

それだけに若い人たちにはちょっと差がつけられそうです。

(筆者にはまだまだ手が出ません、ハハハ)

これならバイクは「お山」に行くものだと思っている人も、街歩きツーリングに出かけたりして、バイクとの付き合い方にも幅を持たせられるかもしれませんね。

もちろん、他のメーカーさんも結構オサレなものいっぱいありますから、ちょっと参考にしていただいて、「自分色」のコーデを考えてみるのも楽しいですね。

ライダーはバイクの「のれん」?

最初に申し上げたように今回のお話は、「若者のためにいい格好しましょう」というお話ではありません。

おじさんを「ネオ」にしようというのは、若者の言葉に迎合することが目的ではなくて、これまでバイクを愛してきたおじさん達の可能性をさらに広げようという発想です。

いまや世界的に展開している一風堂だって、カッコいいラーメン屋さんをつくることから始まって人に愛され、可能性を広げてきたわけですからね。

56desginのカタログの見開きにはさらにこう書いてありました。

「日常からオートバイを感じられるモチーフを取り入れたアパレルや小物を開発し、モーターサイクル文化の素晴らしさを伝えていく…」

つまり「ライダーの街着」をつくってバイクをオシャレなものとして、もっとバイクを街の人に馴染んでもらうという発想。

こうしてバイクの間口を広げようというのが、今の傾向のようです。

バイクの文化がこれからも生き残っていくには、バイクがもっと多くの人たちに見直される事が絶対に必要です。

「バイクののれんをくぐりたくなる」そんなふうに傍で見ている人を思わず引き込むようなライダー。

ちょっと難しいけど、これまでン自分を活かしながら新しい自分のスタイルをつくるのって面白いと思います。

「風が吹けば桶屋がナントカ」みたいに、おじさんライダーの「ネオクラ」は間違いなく今後のバイクの在り方をいい方向にリードすることでしょう。

仕上げは「脱、上から目線」

どうやら、おじさんライダー達のバイクスタイルを、若い人たちがビートルズのように世代間共有するというのは残念ながら難しいようです。

スマホ・そしてSNSといったデジタル環境の中で育った今の若い子たち。

彼らのバイクの入り口は当時の我々には考えもしなかったところにあります。

でも聞いてみると「バイクならではの楽しみを見つけたい」というゴールは、大方昔の若者とだいたい一緒なんですよね。

誰かがリアルに楽しんでいるという情報にはすごく敏感。

美味しいもの、きれいな景色。

そんな情報をツイッターら取り込んで、自分たちのプロセスでバイクに乗って、「リアルな楽しみ」としてつかみ取りたいと思っている。

だから道の駅なんかでオジサンが寄ってきて、上から目線で勝手な物差しを当てられるのは「ウンザリ」。

そういうロジックらしいです。

彼らの言葉から聞こえるように、「この子らこれ知らんだろう」的なスタンスは一番嫌われるみたいですよ。

そもそもバイクの上に人をつくらず、バイクの人にも人をつくらず。

オシャレなスタイルはファッションだけでなく、さらっとした振る舞いも「ネオ」のうちなのかもしれません。

でも、悪気があって若者と接する人もいないと思うので、若者の方でも垣根をつくらないで欲しいですよね。

いつまでも思春期引きずるもの、ダサい大人になる要因ですものね。


まとめ

今の中高年ライダーは、バイクブーム直撃世代。

不朽の名作映画「イージーライダー」を見てライダーになったという先輩たちもいるでしょうか?

とにかくラッキーなことに、あの時代をリアルタイムで体験できたわけです。

バイクがあの時みたいににいつまでも、若い子の心にも輝く存在であって欲しい。

そう願わない人はいないでしょう。

今だって、バイクに乗ると歳もなんも忘れてキラキラした気持ちになれる

そうですよね。

「若い奴らがなんだ」って思うことも正直あるけれど、懐古主義に浸るのは寝たきりになってからでもいいんじゃないかとも思います。

今の中高年は「粋」という言葉のニュアンスが解る世代だし、さらに「刷新」を愉しめる世代でもあると思います。

それだけに、若い人たちにはできない形で、バイクの先の姿をリードしていけるんじゃないかって、そう思うわけです。

「ネオなおじさんライダー」

十人十色、それぞれ自分の進化したスタイルで、魅せてやろうじゃないですか。 

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