バイク買取専門店、たっくさんありますよねぇ。
- 「どの業者がいいのか」
- 「どうすれば高額査定を導けるのか?」
そういった情報はネット上にいくらでもあります。
でも、「バイクをいつ売ったらいいのか」これについて話しているサイトは少ないですね。
実は、バイク買取を依頼するベストシーズンというのがあるんです!
今回は業者でバイク買取をしていた筆者が、バイク買取で納得の査定額を導き出す方法とベストシーズンについて。
業界の「えっ、それ言っちゃうの?!」を大公開しちゃいます。
目次
どこの業者に依頼するか?
「たくさんの業者があるけど、やっぱりCMで有名なあそこでいいかな?」ととりあえず思っていませんか?
いよいよ「売るぞ!」と決めたとき心配なのが、「どこが一番高く買ってくれるのか?」ですよね。
実は一口に「バイク屋さん」と言ってもいろいろな業態の業者さんがおいでです。
- メーカー系看板を掲げるディーラーさん
- 多くのメーカーとの販売特約を結んでいる販売会社さん
- 買取と新車・中古の販売をしている販売店さん
- 買取と中古車の販売のみを行う販売店さん
- 買取だけを専門で行う買取専門業者さん
バイク屋さんと言えば皆バイク屋さんなわけですが、これぞれ業態と得意分野が違います。
なので「どこの業者でもいいや」というのはモッタイナイお話です。
目的に合わせた業者選び
今持っているバイクを売って千円でも高く取ってもらいたい。
それは変わらないにしても、バイクを売る目的って人それぞれですよね。
- 急な出費でまとまったお金がいる時
- 新しいバイクに乗り換えたいとき
- 当分のらなくなったバイクを処分したいとき
バイクを売るきっかけをザックリまとめるとこんなふうに分けられるでしょう。
先述したように「バイク屋さん」にはそれぞれの業態によって得意不得意があるんです。
メーカー系ディーラーさん
メーカー系の新車ディーラーさんの場合は新車を買うときに下取りに出すと割と頑張ってくれる場合があります。
しかしそれは売ろうとしているバイクに故障や消耗が少なく年式も古さを感じない程度のものに限られます。
こうしたディーラーさんは、メーカーとの優先販売特約を結んでいます。
メーカーの指定する補償等の厳しい条件下で新車の販売にまつわる納車整備や補償点検や、一般修理の受付を主な業務としています。
そのため店舗で有象無象の壊れたバイクを直して売る時間を惜しむお店が多くあるんです。
そのため系列の中古車在庫として軽整備程度で販売できる個体でないと下取りとしても役不足だと言えます。
ただ、店長さん?社長さん?の傾向にもより、そうしたメーカー系ディーラーさんの中にも買い取りに熱心なお店もあります。
多メーカーの看板を持った販売会社さん
↓オークション会場の一例
手っ取り早く言うと中古車の市場ですね。
新車販売ではメーカーから新車を購入して、お客さんが買ってくれるのを待つ必要があります。
しかし、毎週開催される業者オークションにバイクを出品すれば、必ずバイクがお金に替わります。
主に自社に専用工場を持ってオークションにとよらず自社在庫だけで中古車を販売している全国チェーンもあります。
でも、基本的に新車販売と並行して業者オークションから中古車を仕入れて販売するのが一般的な業態だと言えます。
ですので、新車販売と中古販売を両方手掛けているお店では、買い取りもしっかり対応してくれます。
先述のメーカー系ディーラーさんの中にも買取に積極的なお店があると言いました。
これは、業者オークションに出入りしているかどうかで違ってくるんです。
買取と中古車の販売のみを行う販売店さん
ざっとお店を見回して中古車だけを扱っている大小のお店がありますよね。
こういったお店の場合は、買い取ったバイクを修理して店頭販売したり、業者オークションで利益を得ながらそのオークションで仕入れた中古バイクをネット販売するのが主な業態です。
お店の規模にもよりますが、仕上がりの良い中古車をたくさん並べて、名を知られているお店であればオークション以外の販路もあるため査定額も頑張ってくれる傾向があります。
買取専門店さん
文字通りバイクの買取のみを行う業態です。
小売り向けの店舗は持たず、買い取ってきたバイクを業者オークションで期待される相場価格に近付けるべく予算内で修理するのが主な業務です。
こうした業態のお店の強みは店舗に予算を割かない分査定額を粘れることと高年式車やカスタム車、不動車の買取にも応じてくれることですね。
さぁどうでしょう、ざっとバイク買取業界を社会科見学していただいたわけですが、このようにいろいろなバイク屋さんがあるんです。
高額査定を導く絶対条件
残念ながらネットではバイク買取業者の評判は芳しいものではありません。
「カオスだ」「詐欺だ」なんて言ってる人がいますがそれは違います。
カオスなどころかそうしたロジックがちゃんとあるわけです。
「足元見られてこんなバイクがこの値段だった」。
そんな風に言う人が書いたコメントを業者目線で拝見すると「そりぁそんなバイクならその値段でも良心的だよ」と思うこともしばしば。
業者目線その先を行く高価買取には次のような絶対条件というのがあるんですよ。
- 相場の把握
- できるだけノーマルに
- 最低限度の整備と洗車
- 他人に頼まない
- 査定依頼の日は予定を開ける
相場の把握
よく中古車販売と買取を両方やっているバイク屋さんなどに査定を依頼して、お店に並んでいる中古車の値段と同額を査定額だと勘違いしている方も少なからずおられるようです。
少なくとも買い取ったバイクを右から左にそのまま売るような業者は恐らくいないはずです。
買い取ったバイクにはどんな業態のバイク屋さんでもそのお店が精いっぱいコストをかけて次のオーナーの元に、また解体して部品にする場合でもやはりコストはかかるものです。
バイクの車種、年式とそれぞれの人気、走行距離や劣化具合・改造の有無など、そのバイクの相場価格を構成する要素というのは様々す。
しかし一般の方がご自分のバイクのおよその査定相場を知る簡単な方法があります。
それはインターネットの中古バイク情報サイトにご自分のバイクの車種と年式、走行距離を抽出条件に入れて検索し、一番自分の車両と色や状態が似通ったものを幾つかサンプルとして平均を出します。
参考元;http://www.goobike.com/bike/used/yamaha__fzr250/
その平均売価から20万円~30万円を引いた額が業者の利益として期待している金額なので、買い取り査定額として期待できるのはその金額だということになります。
その中でも「安くてもいくら高ければいくら」というふうに幅を持って相場をとらえ、あえて「無いよなぁ」と思う3万が5万上の金額をこちらから提示して積極的に売り込んでいくのが吉です。
業者さんの出方をよく見ながら多少折り合いをつけていくと、高値で粘ることができますよ。
だた原付などは5万円~8万円で販売しないと中古としての手ごろ感が出ないので、その売価付近の査定額を期待されるのは的外れです。
できるだけノーマルに
業者さんの間では、どんなに高くても社外マフラーは「社外」という扱いです。
例えばSRやFTRなどに流行った「スカチューン」など、 そのバイクの定番カスタムで、しっかり決まっているものであれば、プラスも眼が得られます が、基本社外品は「社外」という分類になってしまいます。
ノーマルパーツを持っていれば、依頼をかけた段階でそのパーつをつけていくら、ノーマルにしていくらか相談するといいですね。
いづれにしてもコンディションのいいノーマルパーツを持ているのは重要です。
最低限度の整備と洗車
バイク買取のロジックはすでにある程度ご紹介したと思います。
突き詰めて言えばできるだけバイクを、買い取られた後業者にコストをかけさせないコンディションで渡す。
これが自分のバイクを売っていく中で少しでも値段を上げていくのに欠かせない認識だと言えるでしょう。
なので、洗車は最低限。
もし壊れていても、戦術の方法で予見した予想査定額の範囲でネットオークションを駆使しながら安くパーツを仕入れられ、簡単な修理で済むようであれば直しておくべきです。
中でもエンジンがかかるかからないではだいぶ違います。
バッテリー上がりなど簡単なことで動かないバイクは査定を受ける前に改善しておくことをお勧めします。
ずっと載っていないバイクをごみ同然に処分するのならほこりをかぶったままのバイクをそのまま査定員に見せてもいいのです。
しかしそうでないとすると、胸を張って愛車を嫁に出すくらいの気持ちが最初に必要です。
むしろ高価査定額という結果を先に求めるのではなく、愛車に優しい気持ちが結果として高価な査定額につながるというスタンスが大切なんです。
他人に頼まない
筆者は元業者だったとお話ししました。
色々な買取場面に遭遇していますが、ココだけのお話し査定に行って楽なのは、買い取り査定をバイクの知識のないご家族にお願いしてバイクのオーナーご本人が不在というパターン。
これは同じバイクでもたくさんの数を見ますから一見するだけで大体の「指し値」をお伝えできるんです。
このとき「あ、そうですか」で終わって「もっとこの値段いしてほしい」という交渉をされない方がほとんどです。
業者さんもできるだけ安く仕入れて高く売りたいのが心情ですから、幅を持って低い方の値段から言いますから一発で来ますのは楽なんです。
つまりバイクには口がありませんから、自分で良さを伝えるわけにはいきません。
査定員が診た以上の売り込みができるのはオーナーさんしかいないので、代理で査定に立ち会わせるのは極力避けましょう。
査定依頼の日は予定を開ける
これは前項の理由もありますが、特に最近流行の「バイク一括査定サイト」に査定を申し込む場合です。
できれば買取は一か所だけでなく、複数の業者さんの査定額を訊いてから一番高い金額を訊き出したいものですよね。
そんな時に便利なのがこのバイク一括査定サイトです。
しかし複数の査定額が聞けて便利な反面、注意してほしいことがあるんです。
バイク買取一括サイトも実にいろいろなサイトがあります。
いずれのサイトも「一括査定申し込み」ボタンを押した途端!
数十秒後には電話がかかり、その後電話が鳴りやまなくなります。その後1時間くらい十数件の業者から「うちに買い取らせてくれ」「今なら高額で買い取れる」そう言って電話がかかり続けます。
そうこうしているうちに早いところは「ごめんくださーい」と査定員がトラックで訪ねてきます。
なので、その後用事の控えている方などが軽はずみに依頼するとやっかいなことになりますよ。
「さあバイクを売り込むぞ」それ専用にスケジュールを開け、これまでお話ししてきた作戦を履行してみてください。
バイク買取のベストシーズン5つの理由
バイク買取に向いた時期というのは大方新嬉でバイク需要の集まる4月と7月だと言われてきました。
筆者の経験上、確かにこの時期は忙しく多少強気に粘られてもそうした高需要が見込まれるバイクには高値で査定させていただいたこともあります。
でもでも、本当はもっといい時期があるんですよ。ズバリそれは今なんです!!!!
何故かというと、バイクの重量税って4月1日現在に所有している車両について発生して5月に徴収されるんでよすね。
色々ラジオの宣伝なんかを聞いたことがある方もおいでだと思います。
- 3月31日までにバイクの廃車手続きが終わっていないと、その後手放したバイクについても5月に課税徴収されてしまう。
- 新型のバイクはたいてい3月中旬から4月半ばに集中して新発売される傾向がある。(型落ちで1万~3万査定が落ちる)
- 業界的に4月からゴールデンウイーク前にかけての新規需要に中古車を間に合わせたい。
さぁここまではよく知られた話。ここからです。 - そういう時期なので買い取り屋さんは最大の繁忙期でオークションがより活況になる。
- 大型オークション会場に自国では売られていない日本のバイクを獲得しようと、何と世界各国から外国人バイヤーが集中して来日します!←それがこの時期!!!
なので普段ごみ扱いの不人気車種でも不動車も、この時期は相場をつかんで交渉すれば、思いっきり上限で粘れるんです。
(やべっ、言っちまった!)なので「今です!」というのはマジなんです。
作戦実行!
さてここまでお話ししてまいりました。
バイクのコンディションはばっちりですか?
その辺を整えたところで実際にバイク買取査定を申し込んでみましょう。
単騎一点買い
まず忙しくてとりあえず一軒で済ませたいという方や、カスタム・不動であればこちら。
バイクワンです。
コチラは便利なネットでの自動査定が可能です。
この時期の買取査定申し込み自体がお得なことはお分かりいただけたと思います。
バイクワンは今ならLINEにお友達登録すると(排気量に応じて最大)30,000円分のLINEクーポンがもらえます。
また、3月31日までの査定申し込みならお得!
愛車乗り換え資金として(排気量に応じて最大)30,000円を支援してもらえるキャンペーンもやっています。
バイクワンで売って6カ月以内であれば、どこのお店のバイクでも買い替えられるのだそうです。
両方のキャンペーンを同時に使うことはできないそうですが、乗り換えをお考えの方は助かりますよね。
買取武将になるなら
そして業者数件並べてオーナー主導の提示価格まで戦わせるならこちら
の一括査定がいいでしょう。
コチラは8社の業者さんが参加する買い取り一括サイトです。
査定ボタンを押した瞬間から戦の火ぶたは切って落とされ、あ、ほら貝の音が…!(ぷぉぉぉ~!)
貴方は幾多の買取業者の戦術をかいくぐる武将となるのです!
筆者は他の一括サイトで凄い数の業者さんが来て大変でしたが、8社なら多すぎず少なすぎずですで丁度いいですよね。
まとめ
お伝えしたように筆者は買い取る側にもいましたし、売る方にもまわり、何台もお客さんとしてバイクを売ってきました。
そしてお伝えしている内容で、折れずに頑張って業者さんが社長さんに電話して値段にちょっと色を付けてもらって売り渡してきました。
「買取」と言ったら業者さんが主語。
でもせっかくこちらのサイトにお越しいただいた皆様にはオーナーさんが主導権をしっかり握って「売り渡し」をしてほしいと思います。
そのための手札はお渡ししたつもりです。
次のオーナーさんに愛車を最後までかわいがって送り出してやってください。
幸運を祈ります!!
GOOD LUCK!!